ニュース 金融 作成日:2017年5月16日_記事番号:T00070570
中央銀行(中銀)が15日発表した4月末の台湾の銀行の人民元預金残高は3,079億7,000万人民元(約5兆1,000億円)で、前月比10億7,100万元減と4カ月連続減少し、過去8カ月で最低となった。人民元での預金意欲の後退が続いている。16日付工商時報が報じた。
外国為替取扱指定銀行(DBU)の4月末の人民元預金残高は2,753億6,200万元で、前月比17億1,700万元減と3カ月連続減少し、過去5カ月で最低となった。中銀関係者は、企業が資産運用で人民元の定期預金を別の通貨に変更したことが要因と説明した。
銀行の統計によると、台湾元は対人民元で年初来6.23%、過去1年では14.45%上昇している。一方、銀行の人民元預金の優遇金利は預入期間別で▽1カ月、3.1%▽3カ月、4.1%▽6カ月、4.2%▽9カ月、3.6%▽1年、3.8%──となっているため、現時点で解約すれば為替差損が利幅を上回ることになる。中央銀行関係者は、今後も人民元預金残高の減少が続くかは観察が必要と説明した。
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