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ランサムウエア、TPCや大学に被害


ニュース 社会 作成日:2017年5月16日_記事番号:T00070576

ランサムウエア、TPCや大学に被害

 身代金要求型ウイルス(ランサムウエア)によるサイバー攻撃が世界的に拡大する中、台湾でも台湾電力(台電、TPC)や教育機関などが被害を受けた。16日付蘋果日報が伝えた

/date/2017/05/16/19wannacry_2.jpg資訊工業策進会(資策会)は、対策パッチを施し、身代金を支払わないよう呼び掛けた(15日=中央社)

 TPCによると、13日時点で社内のパソコン770台がランサムウエアに感染した疑いがあることが判明した。いずれも事務用パソコンで、外部のネットワークとは遮断された発電所の運転システムには影響がないという。

 教育部によると、教育機関10カ所から計59台のパソコンがランサムウエアに感染したとの通報があった。学校名は明らかにされていないが、大学が中心だという。

 個別に判明している範囲では、台湾大学ではホストコンピューター8台が感染。台中市の朝陽科技大学では講義用PC8台と個人使用PC1台が感染したという。このほか、内政部警政署刑事警察局には15日午後までに市民5人から感染の通報があった。

 専門家は被害拡大の恐れがあるとして、パソコンのセキュリティーソフトを自動更新していない場合には、いったんオフライン状態で起動し、対策パッチをUSBメモリーでPCにコピーした上で対策を施すよう推奨している。