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中龍の高炉建設第1期工事、前倒しで来年9月稼働へ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年4月28日_記事番号:T00007058

中龍の高炉建設第1期工事、前倒しで来年9月稼働へ

 
 中国鋼鉄系列のH形鋼メーカー、中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)が計画している高炉建設の第1期工事について、中鋼幹部は、「来年末の火入れを予定していたが、域内の深刻な原料不足を解消するために計画を早め、早ければ来年9月には正式に稼働させたい」と語った。28日付蘋果日報が報じた。

 中鋼の分析によると、現在中龍では、ビレットが年産30万トン、H形鋼および鋼板が60~70万トンなどとなっているが、高炉第1期工事が完了すれば、生産能力は粗鋼250万トン、熱延製品400万トンにまで拡大するため、稼働前倒しは域内の原料不足問題解消に大いに役立つとみられる。

 証券会社によると、今年中鋼は中龍株の100%取得を目指すとみられ、現在の鉄鋼価格が上昇している状況の中、中鋼の利益に貢献するだけでなく、傘下の中鴻鋼鉄の原料確保にも役立つとみられる。