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TPC、夏の電力供給逼迫を懸念


ニュース 公益 作成日:2017年5月17日_記事番号:T00070596

TPC、夏の電力供給逼迫を懸念

 台湾電力(台電、TPC)の朱文成董事長は16日、中央気象局の予測によると今年の梅雨は降水量が少なく、猛暑日が例年より増えるとして、5月下旬と7月に電力供給が最も逼迫(ひっぱく)するとの見通しを示した。TPCは夏の電力の安定供給を確保するため、5月20日までに主要発電所の年次保守を終える計画だ。17日付工商時報が報じた。

 TPCは今夏の電力供給予備率6%確保という目標を掲げている。朱董事長は、大潭発電所(桃園市観音区)の非常用発電機2基は計画通り7月18日に稼働できるとの見通しを示した。

 一方、李世光経済部長は同日、複数の大規模発電所で計画通りグリッド(電力網)接続に成功し、行政院原子能委員会(原能会)が原子力発電所の改装工事を承認すれば、今夏の電力の安定供給は問題ないと述べた。

 経済部能源局(エネルギー局)は、TPC通宵火力発電所(苗栗県)の新1号機は7月に、大林発電所(高雄市)の1号機、2号機はそれぞれ8月、10月にグリッド接続を予定している説明した。