ニュース 電子 作成日:2017年5月18日_記事番号:T00070608
携帯電話用半導体最大手、クアルコムは17日、同社への特許使用料支払いをアップルの指示に従って拒否しているとして、アップル製品を受託生産する鴻海精密工業、緯創資通(ウィストロン)、和碩聯合科技(ペガトロン)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)を米国の裁判所に提訴したと発表した。アップルとクアルコムは特許使用料をめぐり係争中で、両社の争いが受託生産メーカーに飛び火した格好だ。鴻海など4社は「訴状を受け取ってから、検討する」とコメントした。18日付経済日報が報じた。
クアルコムは受託生産4社の特許使用料未払い額を明かさなかったが、合計10億米ドルに上るとみられている。
クアルコムのドナルド・ローゼンバーグEVP(執行副社長)は、受託生産4社はアップルの指示を受け、第1四半期から特許使用料を支払わなくなったが、現在も同社の特許技術を使用してスマートフォンのiPhoneやタブレット端末のiPadを生産しており、同社に損失が出ているため、やむなく提訴を決めたと説明。ただ、4社の特許使用料未払いはアップルの指示を受けての対応であるため、4社との提携関係は今後も変わらないと強調した。
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