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産業用ロボットは年20%成長へ、デルタ・ハイウィンに恩恵


ニュース 機械 作成日:2017年5月18日_記事番号:T00070618

産業用ロボットは年20%成長へ、デルタ・ハイウィンに恩恵

 大和証券は17日、市場調査会社、ABIリサーチの予測を基に、世界の産業用ロボット市場規模は2020年に300億米ドルに達すると指摘した。年平均成長率(CAGR)は20%以上、5年以内に市場規模が4倍に成長するとの見通しで、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)、亜徳客国際集団(エアタック国際グループ)といった台湾の関連メーカーが恩恵を受けるとの予測を示した。18日付工商時報が報じた。

/date/2017/05/18/05machine_2.jpg中国の美的集団に昨年買収された独KUKA(クーカ)のビールを注ぐロボット(中央社)

 大和証券の曽緒良テクノロジー産業アナリストは、国際ロボット連盟(IFR)の予測によると、世界の産業用ロボット出荷量は2015年の25万4,000セットから19年の41万4,000セットへと、年平均13%増えると指摘。産業用ロボットは長期的な成長が見込める分野だと強調した。

 曽アナリストは、13年以降で産業用ロボットの需要が最大の市場は中国と指摘。中国のロボット普及率は世界平均より低いため、IFRの予測によると15~19年のCAGRは23%に上ると説明した。また、電子業界ではロボット導入率が20%と自動車業界の38%より低い上、製品ライフサイクルの短縮、中国の人件費上昇などから電子業界のロボット需要は今後大きく成長すると予想した。