ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

鴻海傘下のシャープ、カメラモジュール事業強化【表】


ニュース 電子 作成日:2017年5月19日_記事番号:T00070634

鴻海傘下のシャープ、カメラモジュール事業強化【表】

 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下のシャープは、スマートフォン用カメラモジュール事業を強化し、2018年に同事業による売上高を4,000億円へと倍増させる方針を明らかにした。業界最大手の大立光電(ラーガン・プレシジョン)に挑戦状をたたき付けた形だ。19日付工商時報などが伝えた。

/date/2017/05/19/01sharp_2.jpg

 シャープは日本の亀山工場(三重県亀山市)で7月にもカメラモジュールの生産を開始するほか、シャープが44%を出資するスマホ用レンズメーカー、カンタツ(栃木県矢板市)は80億円を投じ、中国の生産を拡大する構えとされる。

 また、シャープは先週、4割出資しているシャープタカヤ電子工業(岡山県里庄町)のベトナム完全子会社、サイゴンSTEC(SSTEC、ビンズオン省)の株式51%を取得し、子会社化すると発表した。払込・持分取得日は6月30日の予定。シャープは「スマートフォンやタブレット端末を中心に、市場拡大が見込まれるカメラモジュール事業で競争力の強化を図っていく」と理由を説明した。

 鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は今年の春節(旧正月)前に開いた社内行事で、「ラーガンは将来の潜在的なライバルになる」と述べ、利ざやが大きいカメラモジュール事業への参入意向を示唆していた。