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総統府秘書長に呉釗燮氏、7カ月ぶり空席埋まる


ニュース 政治 作成日:2017年5月19日_記事番号:T00070653

総統府秘書長に呉釗燮氏、7カ月ぶり空席埋まる

 総統府は18日、総統府秘書長に呉釗燮・元国家安全会議(国安会)秘書長、国安会秘書長に厳徳発・現国安会首席諮問委員を就任させる人事を発表した。来週に着任する。総統府秘書長は、前任の林碧炤氏が昨年10月に辞任した後7カ月間、劉建忻副秘書長が代理を務めていた。9日付自由時報などが伝えた。

/date/2017/05/19/17wu_2.jpg総統府新秘書長の吳釗燮氏。対中、国際関係で豊富な経験を持つ(19日=中央社)

 呉氏は国際関係学の専門家で、陳水扁政権時代に行政院大陸委員会(陸委会)主任委員と台湾駐米代表、野党となった馬英九政権時代は民進党の駐米代表を務めた。

 総統府の黄重諺報道官は呉新秘書長について「長く中台関係政策の決定に携わるとともに、国際情勢の変化にうまく対応してきた」と説明した。また、呉氏が、蔡総統に野党時代から幕僚として重用され、信任が厚いことを強調した。

 なお、総統府秘書長の人事では、蔡総統は頼清徳台南市長に就任を求めたが固辞された経緯がある。

 一方、国安会議新秘書長の厳氏はベテランの軍人だ。総統府関係者は、蔡総統が今後進める国軍改革で、厳氏の役割に期待していると述べた。