ニュース 石油・化学 作成日:2017年5月22日_記事番号:T00070665
台湾中油(CPC)の第4ナフサ分解プラント(高雄市林園区、四軽)で今年11月16日から来年1月19日まで65日間に及ぶ大規模な点検補修作業が予定されており、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)を含む川下メーカー10社以上が原料調達に影響を受けそうだ。21日付経済日報が報じた。
エチレン年産38万5,000トンの四軽が生産を停止すればCPCの供給量は35%減少することになる。これに合わせて川下メーカーも点検作業を実施したり、減産を行ったりするとみられる。
高雄市政府環境保護局の統計によると、CPCが林園区で運営する石化プラントでは2014年以降、工事事故が12件、緊急シャットダウンが10件、パイプラインの部品の故障が2件発生しており、市議会議員から周辺住民の脅威と批判の声が上がっている。
こうした中、CPCは今回の点検補修作業において、生産停止期間を従来の40日から大幅に延長し、費用も2~3倍に当たる3億~4億台湾元(約11億~15億円)をかけて問題の解決を図る方針だ。
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