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タイガーエア台湾、機長の居眠りが常態化か


ニュース 運輸 作成日:2017年5月22日_記事番号:T00070676

タイガーエア台湾、機長の居眠りが常態化か

 格安航空会社(LCC)の台湾虎航(タイガーエア台湾)機長8人が勤務中に居眠りしていた疑いが強まり、同社が調査を始めた。副機長が約1年かけ、同乗勤務した機長たちが居眠りする様子を写真撮影して暴露したもので、規定違反として厳しく処分する方針。22日付蘋果日報などが伝えた。

/date/2017/05/22/13tiger_2.jpgまたも台湾航空会社の信用を落とす不祥事が発覚してしまった(中央社)

 機長8人のうち5人は在職、3人は既に退職した。タイガーエア台湾によると、無断で写真撮影して公開した台湾籍の副機長も停職となり同社から事情を聴かれているが、動機など詳しいことは話していないという。

 タイガーエア台湾によると写されていた機長たちには外国籍も台湾籍もいた。写真は1~2年前に撮影されたもので、機長たちもいつどのような状況で撮影されたか記憶になかった。このため同社は、居眠りしていたのか、目を閉じて休んでいただけなのか判断できないという。

 交通部民用航空局(民航局)も報告を受け、同社に適切な処理を指示した。同局によると、短距離便では機長、副機長の睡眠は許されておらず、同社便はいずれも飛行時間2~6時間の短距離のため、居眠りはできない。

 賀陳旦交通部長は22日、立法院で与党・民進党の鄭宝清立法委員からこの問題で答弁を求められ「各航空会社に管理の強化を求めたい」と述べた。