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豚肉高騰対策、冷凍業者の調達制限


ニュース 農林水産 作成日:2017年5月22日_記事番号:T00070679

豚肉高騰対策、冷凍業者の調達制限

 行政院農業委員会(農委会)は、端午節(旧暦5月5日、2017年は5月30日)を控え、豚肉の需要が増加し、価格が上昇していることを受けて、22日から冷凍肉業界団体、台湾区冷凍肉類工業同業公会に対し、豚肉の調達量を一時的に制限する措置を取った。同日付自由時報が伝えた。

 農委会は豚肉の供給量が前年より増えているにもかかわらず。豚肉価格が下がらないのは、冷凍肉業界による買い占めが原因と判断。生肉の流通ルートと競合しないように冷凍肉業界による調達を制限することで、価格抑制に乗り出した格好だ。

 農委会がこうした調達制限措置を取るのは、豚に集団下痢の症状が見られた2015年以来2年ぶりだ。

 20日の豚肉卸売価格は平均で1キログラム当たり80.48台湾元(約300円)だったが、農委会は端午節までの期間に同価格を70~80元の範囲に抑制したい構えだ。

 冷凍肉類公会は業界の調達数が3月の1日4,500頭から5月には3,500頭に減少しているとして、農委会の指摘は「不公平だ」と反発している。