ニュース 政治 作成日:2017年5月22日_記事番号:T00070681
国民党主席の任期満了に伴う選挙が20日行われ、馬英九政権で副総統を務めた呉敦義氏(69)が、現職の洪秀柱氏(69)や前台北市長の郝龍斌氏(64)ら対立候補5人を破り当選した。8月20日の全国代表大会(党大会)で正式に就任する。
当選談話を発表する呉氏(左3)。党内の団結に全力を挙げると表明した(20日=中央社)
呉氏は有効投票数27万6,423票のうち、52.24%に当たる14万4,408票を集めて圧勝。過半数を獲得できる候補者はなく、上位2候補による決戦投票に持ち込まれるとの事前観測を覆した。
呉氏は台湾の現状維持と、「1992年の共通認識(92共識)」による中台関係の安定を訴えて幅広い支持を集め、統一色の強い洪現主席に大差を付けた。蔡英文政権が対中関係の行き詰まりで批判を浴びる中、関係改善をカードに来年の統一地方選挙で党勢回復、さらには2020年の総統選挙での政権奪回を狙う。
呉氏は南投県出身の本省人で、南投県長、高雄市長を務めた後、馬政権で行政院長、副総統を歴任した。
中国が祝電
呉氏当選に対し、中国は習近平国家主席が、共産党中央委員会総書記の名義で祝電を送り、「両党(共産党と国民党)が『92共識』と『台湾独立反対』を堅持して正しい方向に導き、中華民族の偉大な復興のために奮闘することを切望する」と呼び掛けた。
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