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茂徳とエルピーダ、重慶に合弁12インチ工場設置か


ニュース 電子 作成日:2008年4月28日_記事番号:T00007069

茂徳とエルピーダ、重慶に合弁12インチ工場設置か


 28日付経済日報が報じたところによると、近日中に提携を発表するとみられる茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)とエルピーダメモリが中国重慶市で合弁で12インチウエハー工場を設置するとの報道が中国メディア「第一財経日報」により行われた。

 「第一財経日報」によると、重慶市の王鴻挙市長が「重慶の12インチ工場は茂徳とある日本企業が合弁で建設する」と明かしたとされ、同工場のための土地と建物は既に当局の認可を得ており、稼働当初は茂徳が主導するという。

 茂徳は29日に予定していた業績説明会を緊急に来月8日まで延期しており、市場ではエルピーダとの契約の細部を詰めるためとみられている。

 茂徳の陳民良董事長は訪日してエルピーダと会合を持ち、提携覚書への調印について協議したとされるが、陳董事長はこれについてコメントを避けている。

 茂徳は一貫して韓ハイニックスとの提携を考えていたが、韓国政府が70ナノメートル以下ハイエンド製造プロセスの技術移転に難色を示したことから、重慶で合弁による12インチ工場設置を持ちかけたエルピーダとの提携が、中国での競争力向上に有利とみて方針転換したという観測が市場で出ている。