ニュース その他分野 作成日:2017年5月23日_記事番号:T00070704
経済部統計処が22日発表した4月の輸出受注総額は356億1,000万米ドルで、前月比13.4%減ながら前年同月比7.4%増と、9カ月連続で前年同月を上回った。林麗貞処長は、目標の2桁成長に届かなかったとコメントし、その理由として▽一部製品が非需要期に入ったこと▽スマートフォンの端境期▽顧客の在庫調整──を挙げた。23日付経済日報が報じた。
中央銀行(中銀)の統計によると、台湾元の対米ドルレートは前年同月比で6.5%上昇しており、4月輸出受注総額は台湾元換算では成長幅が1.2%まで落ち込む。このまま元高傾向が続けば、米ドル換算ではプラス成長でも台湾元換算ではマイナス成長に陥る恐れがある。
製品別の4月輸出受注額は、▽情報通信製品、102億2,000万米ドル(前月比10.1%減、前年同月比13.1%増)▽電子製品、90億9,000万米ドル(前月比15.2%減、前年同月比4.1%増)▽液晶パネルなど精密機器、21億4,000万米ドル(前月比11.7%減、前年同月比22.3%増)▽ベースメタル、20億7,000万米ドル(前月比13.2%減、前年同月比9.6%増)▽機械、19億1,000万米ドル(前月比12.4%減、前年同月比9.9%増)▽石化製品、17億9,000万米ドル(前月比11.1%減、前年同月比12.4%増)▽化学品、15億7,000万米ドル(前月比20.2%減、前年同月比3.1%減)──と、軒並み前月比でマイナスとなった。
国・地域別の輸出受注額は▽米国、99億5,000万米ドル(前月比11.1%減、前年同月比6%増)▽中国(香港含む)、93億米ドル(前月比13.5%減、前年同月比13.8%増)▽欧州、69億3,000万米ドル(前月比5.7%減、前年同月比19%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、37億2,000万米ドル(前月比13.5%減、前年同月比15.1%減)▽日本、20億2,000万米ドル(前月比9.9%減、前年同月比7.6%増)──と、軒並み前月比でマイナスとなった。
林処長は、第2四半期各月の輸出受注総額は同程度で、5月は355億~365億米ドルと、前年同月比で5~8%増になると予測した。
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