ニュース 金融 作成日:2017年5月24日_記事番号:T00070728
金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、生命保険業界における今年1~4月の為替差損が837億台湾元(約3,100億円)に上っている。同期間に台湾元の対米ドルレートが6.82%上昇したことで、13兆元近い生保の海外投資に影響が出た形だ。一方、損害保険業界の同期の為替差損は7億元だった。24日付経済日報が報じた。
生保、損保業界を合わせた為替差損は第1四半期が665億元で、4月はさらに179億元増加した。
保険業界では海外投資における為替差損発生に備え、為替変動の準備金を積み立てている。しかし年初来の台湾元高により、既に10社以上の生命保険会社で、規定により為替差損の引き当てには充てられなくなる年初の残高の20%を下回っている。
5月以降も為替差損が発生した場合、全額を損失計上する必要が生じるため、資産を売却して損失を埋め合わせることになる見通しだ。
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