ニュース 運輸 作成日:2017年5月24日_記事番号:T00070729
桃園機場捷運(桃園空港MRT)を3月2日に開通した桃園大衆捷運(桃園メトロ)について、劉坤億董事長は23日、鄭文燦桃園市長から6年以内の損益均衡を指示されていると述べた。24日付聯合報が報じた。
桃園空港MRTは1日6万5,000人の利用を目指し、空港利用者、通勤客、買い物客、旅行者の利用を促進する方針だ(23日=中央社)
桃園市議の范綱祥議員(民進党)と魯明哲議員(国民党)は、桃園メトロは資本金30億台湾元(約110億円)で、現時点で損失が既に19億元に上っており、このままでは10年足らずで破産するとして、いつ損益が均衡するのかと質した。劉董事長は、実際の累積損失は17億元だと強調。近く交通部に開業前損失に対する補助金12億8,700万元、交通部高速鉄路工程局(高鉄局)に工事費残額7億1,000万元の支払いを求めるほか、付属事業の売上高が年末に7,000万元に達する見通しで、損失を削減できると答えた。
劉董事長はさらに、桃園空港MRTの利用者は1日当たり5万6,000人と、想定していた4万6,000人を上回っており、利用者が増えるにつれて損失も縮小すると説明した。また、桃園空港利用者の約半分が桃園空港MRTを利用しているため、桃園空港に桃園メトロへの出資を求めることも検討していると説明した。
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