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農薬汚染のタイ産ココナツ、3万個が市場流入?


ニュース 社会 作成日:2008年4月29日_記事番号:T00007073

農薬汚染のタイ産ココナツ、3万個が市場流入?

 
 行政院衛生署食品衛生処は28日夜、台北県土城の輸入業者(日潮貿易)が輸入したタイ産ココナツ「RUNGTAWAN」から、禁止農薬カルベンダジム0.18ppmを検出したことを受けて、この同社の保管倉庫を調査したところ、輸入ココナツ約3万個がすべて無くなっていたと発表した。この業者はココナツの行方を黙秘しており、市場に流入した可能性があるとして現在、警察、衛生署などが一斉に捜査に当たっている。29日付中国時報などが報じた。

 捜査によると、日潮貿易が会社所在地として登録していた台北県土城市大暖路は住宅となっており、実際に営業はしていないことが発覚した。警察はすでに莫猷恵同社代表の身柄を確保しており、実際の営業場所は蘆洲市民族路であったことが分かっている。

 タイ産ココナツを販売する愛買吉安量販店(Geant)、家楽福(カルフール)、頂好超市では、いずれも正当なルートで仕入れ、検査証明書の提示も求めているため、違法な商品が店頭に並ぶことはあり得ないとしている。

 同日付中央社によると、一般にカルベンダジムは農作物の防腐、抗菌に使用されるが、過剰摂取すると生殖器官に悪影響を及ぼすとされる。