ニュース 電子 作成日:2017年5月26日_記事番号:T00070770
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家・共同執行長は25日、毎年恒例の同社技術フォーラムで、▽モバイル機器▽高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)▽スマートカー▽モノのインターネット(IoT)──の4分野について、半導体産業における次世代の発展を担うと好感を示した。その上で同社は既に技術プラットフォームの整備を完了しており、累計450社の顧客から同4分野に関する設計・開発および生産を受注していると明らかにし、さらに「毎週1社のペースで顧客が増え続けている」と強調した。26日付経済日報が報じた。
また魏共同執行長は、同4分野においてTSMCが提供を計画する製品のうち、英国の半導体設計大手、ARMホールディングスと共同で開発中のHPC向けASIC(特定用途向けIC)が最も注目を集めていると説明。同製品は6月中にテープアウト(設計完了)する見通しで、その後、全て7ナノメートル製造プロセスで生産に入るとの計画を示した。
なおTSMCの研究開発(R&D)費用は昨年、22億1,100万米ドルと10年前の4億9,400万米ドルから4倍以上に成長。研究開発要員も同期間に1,422人から5,423人へ約3.8倍に増加した。魏共同執行長は同費用と人員について「今年も引き続き増やすことになる」との見通しを示した。
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