ニュース 電子 作成日:2017年5月26日_記事番号:T00070771
スマートフォン向け半導体大手のクアルコムと聯発科技(メディアテック)はこれまで、最先端製造プロセスを採用した製品により、ハイエンドスマホ市場で激しい競争を繰り広げてきた。しかし同市場は現在、アップルとサムスン電子の自社開発チップによる寡占状態となっていることから、メディアテックとクアルコムは、16ナノメートル製造プロセスや14ナノプロセス製品により、中国のスマホブランドからの受注に注力する戦略に転じている。26日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、10ナノプロセスや7ナノプロセス技術を採用したチップは、スマホの演算スピードを大幅に向上させることが可能だが、コスト低減の余地が小さいため、チップサプライヤーは十分な規模の受注を確保できなければ、投資を回収するまでに非常に長い期間を要するという。
こうした中、メディアテックは16ナノプロセスを採用したHelio Pシリーズを主力とすることで広東欧珀移動通信(OPPO)、維沃移動通信(vivo)といった中長期的に成長が期待できる中国スマホブランドからの受注増を図る戦略に転じている。クアルコムも14ナノプロセスを採用したスナップドラゴン630や660シリーズといったミドルエンドスマホ向け製品に注力している。
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