ニュース 電子 作成日:2017年5月26日_記事番号:T00070774
米国ロサンゼルスで開催中の国際情報ディスプレイ学会(SID)でグーグルは、シャープと共同でバーチャルリアリティー(VR)および拡張現実(AR)用デバイスに適した液晶技術の開発を進めていることを明らかにした。観測によると、グーグルは今年末に発売を予定するスタンドアロン型のVRヘッドセットにシャープのIGZO(酸化物半導体、イグゾー)パネルを搭載し、ディスプレイ解像度を4Kレベルに引き上げる方針とされる。26日付工商時報が報じた。
グーグルは昨年末、スマートフォンを装着して使用するVRヘッドセット「デイドリーム・ビュー」およびこれに対応したスマホ「Pixel(ピクセル)」を発売した。ピクセルのディスプレイには十分なリフレッシュレートを確保するため、アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルが採用されているが、同パネルは現在、サムスン電子のみ安定供給が可能となっており、十分な調達量を確保できないこと、および同パネルの大幅な解像度の引き上げが難しいことから、シャープやジャパンディスプレイ(JDI)と新たなディスプレイの開発を進めているとされていた。
業界関係者によるとシャープのIGZOパネルは解像度でサムスンのAMOLEDパネルを大きく上回り、シャープがVRデバイス向けに開発したディスプレイの解像度は4Kレベルに相当する1,000ppiを超えるとされる。
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