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クーラー効いた店舗に市民誘導、夏の節電推進策


ニュース 公益 作成日:2017年5月26日_記事番号:T00070784

クーラー効いた店舗に市民誘導、夏の節電推進策

 行政院は25日、クーラーが効いた商業施設に市民を誘導し、家庭での消費電力を削減するなどの節電推進計画を発表した。消費電力125万キロワット時(kWh)の削減を目指す。26日付蘋果日報が報じた。

 市民は6月1日~9月末まで、提携した商業施設2万カ所でフェイスブック(FB)にチェックインしたり、買い物した際の統一発票(レシート)の番号を経済部能源局(エネルギー局)のサイトで登録すれば、抽選に参加できる。チェックインの抽選は毎月、統一発票の登録の抽選は4カ月後に行い、自転車やテレビが当たる。

 提携する商業施設は、コンビニエンスストアの▽セブン-イレブン▽全家便利商店(台湾ファミリーマート)▽萊爾富(ハイライフ)▽OK超商(OKマート)──、量販店の▽家楽福(カルフール)▽大潤発(RTマート)──、百貨店の▽太平洋崇光百貨(太平洋そごう)▽遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)──、ドラッグストアの▽康是美(コスメッド)▽屈臣氏(ワトソンズ)──など。

 カルフールやファミリーマートは、来店客が増えると歓迎ムードだ。一方、市民からは「くだらないアイデアだ」、「節電のために店に行くかは、抽選の商品による」などの声が聞かれた。

 このほか、従来の産業用の大口電力使用者に、今年は政府機関や学校を加え、消費電力を前年同期より削減できれば、電気料金を1kWh当たり最高12元還元するキャンペーンを行う。また、老朽化した設備から省エネ設備に買い換えた場合、3分の1を補助する。補助金は中小企業で上限600万台湾元(約2,200万円)。