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群益証券、元大金控による買収断念か


ニュース 金融 作成日:2008年4月29日_記事番号:T00007081

群益証券、元大金控による買収断念か

 
 群益証券は、元大金融控股の傘下に入ることを視野に株式譲渡交渉を進めてきたが、価格面で折り合いが付かず、交渉は不調に終わる可能性が高まった。29日付経済日報が伝えた。

 群益証券の株式譲渡をめぐっては、3月7日に譲渡先候補企業による第1段階のデュー・デリジェンス(事前評価手続き)を終え、元大金控、富邦金控の2社が第2段階に進んでいた。このうち、元大金控は提示価格が高かった上、元大金控の幹部と群益証券の大株主である宏泰集団の関係が良好なため、市場では元大金控との資本提携が有望視されていた。しかし、宏泰集団が価格面で譲らず、1カ月余りの交渉は、第2段階のデュー・デリジェンスが終了する30日を待たず、交渉決裂が確実となった。

 元大金控は投資銀行モルガン・スタンレーを財務コンサルタントとして交渉を進めたが、双方の希望価格には開きが大きかった。

 元大金控幹部は「企業が合併協議を行い不調に終わるのは、市場ではよくあることだ」と述べたが、交渉決裂の原因については言及を避けた。