ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

建築ローン残高、4年ぶり減少


ニュース 金融 作成日:2008年4月29日_記事番号:T00007082

建築ローン残高、4年ぶり減少

 
 域内銀行による今年3月末時点の建築ローン残高は1兆266億8,000万台湾元(約3兆5,250億円)で、前月末比で20億7,100万元減少した。建築ローン残高の減少は2004年3月以来4年ぶりで、不動産が既に供給過剰になっている実態が数字に現れたものとして注目される。29日付中国時報が報じた。
T000070821

 
 台湾土地銀行によると、同行の建築ローンは過去1年、毎週3億~5億元のペースで増え続けていたが、3月下旬から下落に転じ、4月は3週連続で3億~4億元ずつ減り続けているという。こうした傾向から、建築ローン全体の残高は、4月も2カ月連続でマイナスを記録するとみている。

 同行はまた、台北県の林口や三峡、淡水新市鎮、桃園県平鎮などの地域で不動産物件の供給過剰が起きており、不動産業者に対する融資には特に慎重になっていると指摘した。

 建築ローン取り扱いで域内2位の合作金庫銀行は、昨年10月より融資残高が減り始め、10月末時点の1,313億元から2月末には1,271億元まで、約50億元減少した。