ニュース 食品 作成日:2017年6月1日_記事番号:T00070834
食品大手、南僑化学工業の陳飛龍董事長は31日、持ち株会社化で、台湾、中国、タイのリソースを集結し、顧客に製造から流通まで一貫サービスを提供すると表明した。これまでの地域ごとの販売から、団体戦に切り替えることで、2020年に売上高200億台湾元(約740億円)突破を目指す。1日付工商時報が報じた。
南僑は同日の株主総会で、台湾の油脂事業を南僑油脂に、油脂以外の事業を華強実業に継承させ、南僑を2社の株式100%を保有する持ち株会社にすることを決定した。陳董事長は、麺チェーン店の出店ラッシュで、冷凍麺の商機が拡大しているので、華強実業を設立したと説明した。南僑の2016年連結売上高は162億9,900万元、純利益は12億500万元で、いずれも過去最高を更新した。
南僑は台湾に桃園工場、中壢工場(桃園市)、台南工場がある。中壢工場で冷凍生地の生産ライン4本がフル稼働のため、桃園工場に冷凍生地の生産ラインを2本増設する計画だ。今年下半期に稼働予定で、生産能力が50%増えると見込んでいる。投資額は700万米ドル。
中国では、天津、広州、上海に工場がある。陳董事長は、中国西部に工場がないので、既に配送センターを設けている重慶市に必ず工場を設置すると話した。また中国のムスリム(イスラム教徒)が多い地域で、乳製品を中心とした工場の設置を検討していると明かした。
東南アジアでは、タイに工場がある他、シンガポール、マレーシア、ミャンマーに販売拠点がある。
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