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同性愛者の観光商機、開拓に意欲


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年6月1日_記事番号:T00070838

同性愛者の観光商機、開拓に意欲

 司法院大法官会議が先ごろ、同性婚を制限する民法の規定は違憲との判断を示したことを受け、台湾はアジアで初めて同性婚が合法となる見通しとなり世界の注目が集まっている。交通部観光局は同性愛者のツアー専門の旅行会社やメディアを招いて観光スポットを紹介するなど、新たなビジネス開拓に意欲を示している。1日付中国時報が報じた。

 劉喜臨・観光局副局長は「台湾が好きな者を歓迎しない理由はない」と説明。同局では観光旅行市場で同性愛者は無視できない客層として2012年から関心を寄せてきたと強調した。

 今年初旬には同局の招きで同性愛者ツアー会社とメディア関係者10人余りが台湾を訪問。台北101ビル、故宮博物院、日月潭などの観光スポットを視察したほか、鼎泰豊(ディンタイフォン)で小籠包を味わった。いずれも台湾の観光環境に満足感を示したという。

 ある旅行会社は、同性婚合法国を選んで旅行する同性愛者は多く、今後、結婚のために台湾を訪れる同性カップルが増えると予測。ビジネスチャンスは非常に大きいとの見方を示した。

 世新大学観光学科の陳家瑜副教授も「同性カップルは行動力があり消費力も高い。世界中で多くの航空会社や旅行会社が同性愛に寛容な姿勢を打ち出している」と述べた。