ニュース 金融 作成日:2017年6月1日_記事番号:T00070841
中央銀行(中銀)は31日、台湾元対米ドル相場上昇に対し、生命保険業界でリスクヘッジしていない外貨資産の規模が1兆台湾元(約3兆7,000億円)を超えるとの認識を示した。今年1~3月の生保による海外投資総額、為替価格変動準備金(外貨準備金)の減少幅、台湾元相場の上昇幅から推定した。1日付経済日報が報じた。
中銀はまた、生保業界の2016年税引前利益は1,065億元と前年比22.5%減少したと指摘。▽台湾元の為替相場上昇による為替差損▽新規保険契約手数料▽保険契約準備金の増加──が主な要因と分析した。
中銀はまた16年~17年4月の内外経済と金融情勢と台湾の金融システムに与えるリスクを分析。今後1年間に台湾が影響を受ける5大リスクとして▽米国の政策および利上げスケジュール▽世界的な保護貿易主義の台頭▽英国の欧州連合(EU)離脱交渉の進展▽EUの経済情勢▽中国経済の構造転換と金融リスクのスピルオーバー(波及)効果──を挙げた。
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