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中国産プーアル茶、DDT検出


ニュース 農林水産 作成日:2017年6月1日_記事番号:T00070842

中国産プーアル茶、DDT検出

 台北市衛生局がこのほど、スーパーマーケットや茶販売店などを対象に茶葉やフラワーティーの残留農薬の抜き取り検査を行ったところ、大同区の茶販売店、岩韻普洱茶店で取り扱っていたプーアル茶から発がん性が疑われる殺虫剤、DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)が基準値を超える水準で検出された。DDTは1973年より台湾で使用が禁じられており、市衛生局は同店に対し、対象商品の即時撤去と処分を命じるとともに食品安全管理衛生法違反で3万台湾元(約11万円)の罰金を科した。1日付自由時報が報じた。

 DDTが検出されたのは中国雲南省産のプーアル片茶で、濃度は約0.12ppm。岩韻普洱茶店によると、5年前に高雄の同業者から45枚を仕入れ、1枚当たり250グラム、総重量は11キログラム前後だったという。1枚を友人に飲ませた以外、販売はしていないと説明した。台北市で茶葉からDDTが検出されたのは3年ぶり。

 今回の調査では対象の40品中、24品から残留農薬が検出されたが、岩韻普洱茶店のプーアル茶以外はすべて基準値の範囲内だった。