労働部が31日発表した2016年７月時点での給与調査によると、大学新卒者の平均初任給（賞与、残業手当などを含まない基本賃金）は２万8,116台湾元（約10万3,400円）で前年比1.67％上昇し、00年の２万8,016元を上回り過去最高となった。労働部統計処の羅怡玲処長は、景気が上向いていることと最低賃金の引き上げが要因と説明した。１日付聨合報などが報じた。
同調査によると、学歴別の初任給は▽大学院卒以上、３万3,313元（前年比2.07％上昇）▽専科学校（単科大学・高専に相当）卒、２万5,198元（1.51％上昇）▽高校卒、２万3,380元（1.74％上昇）▽中学卒以下、２万2,221元（1.76％上昇）──と軒並み上昇した。全体平均でも２万6,723元と前年比1.88％上昇した。
職業別の上位５位は▽金融・保険、３万1,025元▽専門・科学・技術サービス、２万8,879元▽電気・ガス供給、２万8,507元▽情報およびメディア、２万8,485元▽医療保険サービス、２万7,704元──だった。
