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3次元対応のeMMC制御IC、ファイソンが発表


ニュース 電子 作成日:2017年6月2日_記事番号:T00070850

3次元対応のeMMC制御IC、ファイソンが発表

 NAND型フラッシュメモリーコントローラーIC設計の群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は1日、eMMC(埋め込み型マルチメディアカード)コントローラIC「PS8226」を発表した。TLC(トリプルレベルセル)方式の3次元(3D)NAND型フラッシュメモリーに対応しており、スマートフォン需要期の下半期に商機が見込めそうだ。2日付工商時報が報じた。

 ファイソンは、「PS8226」が消費電力を50%削減し、受動部品を別途必要としない設計で、顧客の製造コストを大幅に削減できると説明。業界最善のeMMCソリューションだと強調した。

 ファイソンはeMMC/eMCP(埋め込み型マルチチップパッケージ)関連のコントローラICが充実しているため、既存の「PS8225」は中国の複数の大手スマホブランドに採用された。今回発表した「PS8226」で市場シェアの拡大を狙う。

 ファイソンは、高画質の動画保存に対する需要が高まる中、スマホの内蔵メモリー容量も拡大していると説明。また、スマホの大手メーカーが下半期に新製品の発売を予定し、他のメーカーも同様の計画だとしてeMMC/eMCPは既に需要期入りしているとの見方を示した。