ニュース 電子 作成日:2017年6月2日_記事番号:T00070851
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)は1日、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の元執行長で、中華電信前董事長の蔡力行氏が同日付で共同執行長に就任したと発表した。今後は蔡明介(ミンカイ・ツァイ)董事長を直接補佐することになる。当初は7月1日付での就任を予定していたが1カ月前倒しした。2日付工商時報が報じた。
メディアテックはこれまで中国ミドルエンド市場で優勢を保ってきた。しかし、ローエンド市場を強みとする中国の展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)、ハイエンド市場で優勢なクアルコムがミドルエンド市場にターゲットを拡大しており、「挟み撃ち」に直面している。蔡力行氏の共同執行長就任の前倒しについて市場では、劣勢挽回の思惑があるとみられている。
なおメディアテックは下半期に「Helio P」シリーズの新製品投入を計画している。モデム規格は中国の通信キャリアが販売奨励金の支給対象とする条件を満たしており、新型スマートフォンでの提携に向けて検討を始めたとみられる。
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