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5月新車販売3.5万台、2カ月連続の前年割れ【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年6月2日_記事番号:T00070857

5月新車販売3.5万台、2カ月連続の前年割れ【表】

 5月の新車登録台数は3万5,348台で前月比3.9%増、前年同月比6.7%減と、2カ月連続で前年を下回った。業界では、新車買い換えの貨物税(物品税)減免措置が2年目に入り効果が薄れている上、4~5月に連休が3回あり、消費者が行楽を優先し、ショールームに足が向かなかったためとみている。2日付工商時報が報じた。

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 トヨタの台湾総代理店、和泰汽車の5月新車登録台数は前月比7.9%増、前年同月比12.1%減の1万373台で市場シェア29.3%だった。タクシーに人気だったミニバンのウィッシュとイノーバが昨年6月末で生産を終了した上、今年はまだ新モデルの発表がないことが響いた。同社は、5月下旬にカムリハイブリッド、ヤリス、ヴィオスの新モデルを発表したため、6月以降は販売が伸びると期待感を示した。

 2位以下の▽中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)、3,831台(前月比11.1%減、前年同月比15.3%減、シェア10.8%)▽裕隆日産汽車、3,393台(前月比11.2%減、前年同月比15.6%減、シェア9.6%)──も前年割れだった。

輸入車は成長

 1~5月の新車登録台数は前年同期比1.3%減の17万7,059台だった。うち輸入車は前年同月比6.1%増の7万499台で、シェア39.8%だった。

 業界関係者は、輸入車の伸びは昨年の予約分を消化しているだけと分析。輸入車の主な購入者は、企業幹部や中小企業の経営者だが、今年の一例一休(週休2日制)導入による人件費上昇や、台湾元高による為替差損計上で、新車購入を控えていると指摘した。