ニュース 金融 作成日:2017年6月2日_記事番号:T00070868
政府系の兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)は1日、人民元定期預金プラン1カ月物の金利を4.5%以上へと従来の3%から大幅に引き上げた。台湾銀行と台湾土地銀行も、窓口で6カ月以上の台湾元定期預金を解約し1年以上の人民元定期預金に切り替え、2万人民元(約330万円)以上預け入れた場合の金利を3.5%とするキャンペーンを6月末まで実施している。香港で同日、無担保コール翌日物金利が45%を付けるなどオフショア市場で人民元が不足しており、銀行が金利差による利ざやを求めて人民元の調達に走っている。2日付経済日報が報じた。
このほか、大口顧客や企業を対象に1週間の人民元預け入れで15%の金利を提供する大手銀行や、手元の人民元建て融資を利用して香港で利ざやを得ようとする企業も出てきたようだ。
銀行関係者は、市場は人民元高が当面続くとみているが、6月中旬に米連邦準備理事会(FRB)が追加利上げを行うとの見方が強まっており、人民元相場への影響に注意する必要があると指摘した。
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