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ファラデーのASIC、車載向け認証を取得


ニュース 電子 作成日:2017年6月3日_記事番号:T00070876

ファラデーのASIC、車載向け認証を取得

 ファウンドリー大手の聯華電子(UMC)が出資するIC設計業者、智原科技(ファラデー・テクノロジー)はこのほど、カーエレクトロニクス市場向けのASIC(特定用途向けIC)が車載用ICの規格「AEC-Q100」と「AEC-Q006」の認証を取得したと発表した。3日付工商時報が報じた。

 ファラデーは、同ASICは世界的な車載用ICメーカーと提携するとともにUMCの40ナノメートル製造プロセスを採用、多ピンBGAパッケージング(封止)と銅線ボンディング技術を採用することでコストを削減したと説明。両規格の認証取得はファラデーのシリコンIP、製造プロセス、設計統合における技術と経験が評価され、同社が信頼性、完成度の高い車載用ASICソリューションを提供できる証しだと強調した。

 ファラデーの第1四半期連結売上高は前期比6.1%減の14億3,200万台湾元(約53億円)、純利益は5億2,100万元だった。安全管理製品業務をグループ企業の聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)に売却したことで5億7,500万元の営業外収益があった。第2四半期は通信、コンシューマーエレクトロニクス向けASICの出荷成長が続くほか、28ナノメートルによる受託開発(NRE)の収入、シリコンIPの高いライセンス収入が引き続き見込めるとして、好業績を期待している。