ニュース その他製造 作成日:2017年6月3日_記事番号:T00070888
台湾経済研究院(台経院、TIER)が2日発表した4月の製造業景気指数は10.58ポイントで3月から0.33ポイント下落し、景気信号は2カ月連続で「黄青(後退傾向)」となった。経済部が発表した4月工業生産指数が9カ月ぶりに前年同月比でマイナスになったこと、4月の輸出受注総額の伸び率が目標を下回ったことなどが響いた。3日付工商時報などが伝えた。
製造業景気指数を構成する5項目のうち、3項目が下落した。このうち需要が0.32ポイントと下落幅が最大となった。この他、販売価格が0.26ポイント、原材料投入が0.17ポイントそれぞれ下落した。一方、経営環境は0.3ポイント、コストは0.13ポイントそれぞれ上昇した。
業種別では「青(後退)」の割合が42.74%で前月比11.52ポイント増加、「黄青(後退傾向)」は50.72%で11.24ポイント減少した。「緑(安定)」は5.16%で1.66ポイント減少、「黄赤(過熱傾向)」と「赤(過熱)」の割合はそれぞれ1.28%と0.10%に拡大した。
台経院によると、一部の製油所の定期点検入りで、石油・石炭製品業が生産量、売上高ともに減少。ベースメタル業はオファー価格の下落、中国の生産過剰などが響き、石油・石炭製品業とともに「黄青」が続いた。
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