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大毅科技、デリバティブ取引で損失4千万元


ニュース 電子 作成日:2008年4月29日_記事番号:T00007089

大毅科技、デリバティブ取引で損失4千万元

 
 レジスタ生産の大毅科技は28日、デリバティブ商品の取引で4,000万台湾元(約1億3,700万円)の損失を被ったことを公表した。また同社は、取引の過程で取扱銀行である米シティバンクとの間で争いが発生し、現在法律を通じた解決を模索中だと明かした。29日付経済日報が報じた。

 大毅の公表によると、デリバティブ取引による実現損失は既に542万元に達しているほか、含み損が約3,507万元に上る。同社のデリバティブ取引の契約期間は今年1月から来年1月までの1年間、名目上の契約額は2,460万米ドルに上る。

 大毅は当初、リスクヘッジを目的としシティバンク香港で今回の金融商品を購入した。しかし、契約書ができ上がってみると資産運用目的の米ドル為替先物商品に変更されていたという。その後契約書の作り直しを要求したが、シティバンク側は現在に至るまで作業を遅らせ、これにより損失が膨らんだと指摘している。