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天安門事件28年、ウアルカイシ氏「中国の本質見よ」


ニュース 政治 作成日:2017年6月3日_記事番号:T00070895

天安門事件28年、ウアルカイシ氏「中国の本質見よ」

 中国で民主化を要求した学生たちが武力で弾圧された1989年6月の天安門事件から28年を迎えるに当たり、台湾人権促進会など人権団体が2日記者会見を開き、中国当局に事件の究明と責任追及を求めた。今年は台湾の非政府組織(NGO)活動家の李明哲氏が政府転覆活動を行ったとして身柄を拘束されていることから、李氏の即時釈放も呼び掛けた。3日付自由時報などが報じた。

/date/2017/06/03/18tiananmen_2.jpgウアルカイシ氏(左2)は、引き続き中国の人権問題に関心を持ち続けてほしいと訴えた(2日=中央社)

 天安門事件の学生リーダーの1人で、台湾に長期滞在しているウアルカイシ氏は、台湾政府は李氏の事件で中国との交渉方法が分かっていない印象だと述べつつ、「事件は中国の本質を示している。台湾は依然、青(国民党)と緑(民進党)の闘争にもがき、目の前の敵が見えなくなっているが、早く目を覚ましてほしい」と呼び掛けた。

 人権団体は4日午後7時から台北市の中正紀念堂前の自由広場で集会を開き、中国に民主化の推進と人権の尊重を呼び掛ける予定だ。