ニュース 社会 作成日:2017年6月3日_記事番号:T00070896
日系企業でマーケティング担当者として働く葉典明さん(37)は、週末になるとスーツを脱ぎ捨ててリングに立つプロレスラーにと変身する。幼い頃に始まった彼のプロレス熱は大人になっても一向に冷めず、レスラーになる夢を実現。今後も体力が許す限りリングに立ち続けたいと語っている。
葉選手は、ネット上では八百長との批判を目にすることがあるが、体の傷は全て本物で偽物ではないと話した(IWF台湾衝撃摔角聯盟フェイスブックより)
葉さんがプロレスに「目覚めた」のは5歳の時にテレビで試合を見たことがきっかけ。最も熱中した学生の頃は、友人たちがレンタルビデオ店で映画を借りる中、彼はプロレスのビデオしか借りなかったそうだ。またインターネットが普及してからは、海外のプロレスサイトにアクセスして情報を入手するため独学で英語や日本語を学び、おかげで英語のテストでは常にクラスで上位5位に入ったという。
そんな葉さんのプロレス愛は、ただ試合を見るだけでは満足できないほどとなり、22歳の時に台湾のプロレスファンによって結成された団体「IWF台湾衝撃摔角聯盟」にレスラーとして参加することを決意。翌年、ついにリングに立ち、ここにレスラー「橘子(オレンジ)」が誕生した。
その後、葉さんはテレビのプロレス番組で司会や解説者を務める傍ら、28歳の時に自費で日本へ向かい、プロレスラーが指導する短期のトレーニングコースに参加して修業を積むなどレスラーとしての実力を高めていった。その結果、対戦相手の背後から両腕を取って持ち上げ、頭からリングにたたきつける必殺技「乃木坂ドライバー46」を武器に昨年、IWF旗揚げ15週年大会で優勝し、チャンピオンベルトを腰に巻いた。
そんな彼は現在、会社員としての給料のほとんどをプロレス人気の向上のためにつぎ込んでおり、将来はプロレス専門番組を立ち上げることを夢見ている。
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