ニュース その他製造 作成日:2017年6月5日_記事番号:T00070908
飲料容器最大手、宏全国際(THC)はこのほど、台湾、中国、インドネシアでの工場設置、生産拡大計画を董事会で承認した。5日付工商時報が報じた。
台湾では台中港の中港加工出口区(輸出加工区)に3基目となる飲料充塡(じゅうてん)工場を設置する。2019年の稼働を予定しており、年産額は15億~20億台湾元(約55億~73億円)を見込む。投資額は8億200万元。
中国では河南省漯河市にペットボトルの生産・販売、飲料充塡・受託生産を行う工場を設置する。投資額は1,200万米ドル。宏全は、同工場に中国の華潤怡宝飲料の容器入り飲料水を充塡する専用ライン2本を設けると説明。来年半ばの稼働を計画しており、年産額は5億~7億元を見込む。
調査会社、ACニールセンの統計によると、華潤怡宝の中国の容器入り飲料水市場シェアは約20%で2位。宏全は中国の済南工場(山東省)、太原工場(山西省)、宏全企業(蘇州)で華潤怡宝と提携している。
インドネシアでは間接的に100%出資するインドネシア宏全に1,800万米ドルを追加出資し、インドネシア本部工場とスラバヤ工場の生産設備増設に充てる。本部工場では来年初めから仏ダノンのインドネシア工場向けにペットボトル、ボトルキャップを供給する。年産額は1億~2億元を見込む。宏全によると、ダノンのインドネシア包装済み飲料水市場シェアは70%。
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