ニュース 公益 作成日:2017年6月5日_記事番号:T00070914
蔡英文総統は4日、集中豪雨の被災地である雲林県、嘉義県を視察し、大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」の予算で治水対策に取り組んでいく姿勢を表明した。5日付聯合報などが伝えた。
雲林県で被害状況の報告を受ける蔡総統(左前3)。野党寄りのメディアからは、大型インフラ計画では地方の鉄道建設よりも治水対策に資金を投じるべきといった提言が出ている(4日=中央社)
蔡総統は「気候変動は激しさを増しており、治水対策を急ぐ必要がある。前瞻計画には多額の治水経費を計上してある。今後の工事費用が困難に直面した場合には前瞻計画によって賄う」と述べた。
一方、林全行政院長は前日の3日、排水不良による洪水で進出企業に1,350万台湾元(約5,000万円)の被害が出た基隆市の大武崙工業区を視察し、経済部に対し、2カ月以内に大武崙渓の治水計画を取りまとめるよう指示した。「流域総合治水計画」の予算で賄える場合には直ちに実行し、それで賄えない場合には、前瞻計画の予算を投入する。
前瞻計画には水資源部分に2,500億元の予算が計上されており、うち治水対策を含む「水と安全」分野には1,151億3,000万元が配分されている。
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