ニュース 建設 作成日:2017年6月6日_記事番号:T00070934
不動産コンサルタントのナイトフランクによると、今年第1四半期の台北市のA級オフィスの1坪当たり月額賃料は2,592台湾元(約9,500円)で前年同期比0.3%低下した。アジア太平洋主要20都市のうち16位で、1位の香港の8分の1以下、5位の北京の2分の1以下の水準だ。6日付工商時報が伝えた。
アジア太平洋主要20都市のランキングによると、香港の第1四半期のA級オフィスの月額賃料は台湾元換算で2万1,150元。2位以下は、▽東京、9,135元▽シンガポール、6,182元▽シドニー、6,100元▽北京、5,524元──だった。台北は15位の広州(2,716元)を下回り、続く17位はプノンペン(2,356元)だった。20都市全体での価格変動は2.3%の上昇だった。
ナイトフランク市場研究部の黄舒衛副総監は台北市のオフィス賃料動向について、今年第4四半期に信義計画区に南山広場が完成することで、空室率は現在の8.1%から10%以上に拡大すると見込まれるが、国泰置地広場、南山広場の賃料が3,500元前後に設定されたことで、今後半年間に台北市のA級オフィス賃料は3~5%上昇するのではないかと予想した。中長期的には、オフィス物件の新規供給が限られることなどから上値を追う展開になるとした。
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