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加工酢・合成酢の表示義務化、来年7月より


ニュース 食品 作成日:2017年6月7日_記事番号:T00070959

加工酢・合成酢の表示義務化、来年7月より

 衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA)は6日、来年7月1日以降に製造された食酢について、加工酢や合成酢と分かる品質表示を義務付けると発表した。表示が不十分な場合は3万~300万台湾元(約11万~1,100万円)、不実表示の場合は最高400万元の罰金を科す。7日付自由時報が報じた。

 TFDAによると、穀類や果実を原料として天然発酵させた醸造酢はこれまで通り「食用酢」と表示できるが、醸造酢にその他の材料を加えた加工酢には「調理」、酢酸または氷酢酸を水で薄め、砂糖類、酸味料、調味料、食塩で味を調えたもの、あるいはこれに醸造酢を混ぜた合成酢には「合成」の文言表示を義務付ける。

 台湾では市販の酢の商品名表示について特定の規定がなかった。TFDAの林旭陽簡任技正(技術事務担当)は、醸造酢にその他の材料を加えた酢もラベルに「純醸造」と表示されていて、消費者が実際の製造方法などを判断できなかったと説明した。