ニュース その他製造 作成日:2017年6月7日_記事番号:T00070960
タイヤ最大手、正新橡膠工業(CST)は、2026年までに業界ランキングで世界5位入りを目指す。現在は年間売上高1,173億8,800万台湾元(約4,300億円)で世界9位。7日付経済日報が報じた。
世界5位入りの目標は今月15日の株主総会で公表される株主向け報告書に盛り込まれる。羅才仁董事長は、海外大手自動車メーカーとの提携を通じて事業規模を拡大することが同社の成長にとって王道との認識だ。今年、中国からインド、インドネシアへと市場を拡大した後、世界展開にさらに注力する構えだ。
準備に3年をかけたインドとインドネシアの工場は今月に生産を開始する。両拠点とも初期段階の年産能力はバイク用タイヤ600万本で、合計しても同製品のグループ全体のバイク用タイヤ生産能力の17.5%を占めるにすぎない。第2期、第3期拡張で自動車用の生産ラインを増設し、大手自動車メーカーへの重要な供給拠点とする計画だ。
なお、今年の市場見通しについて羅董事長は、世界的な景気回復によってタイヤ需要は3%成長し、平均販売価格も原材料の値上がりを受けて引き上げ余地が生まれるとみている。同社の売上高の6割を占める中国市場は、欧米と比べて高い成長が見込めるとの見方だ。
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