ニュース 金融 作成日:2017年6月7日_記事番号:T00070964
中央銀行傘下の台北外匯市場発展基金会によると、台湾元の5月の名目実効為替レート(NEER)指数は115.21となり、1年3カ月連続の上昇で過去最高を更新した。実質実効為替レート(REER)指数も2010年6月以来の最高となる101.8まで上昇した。7日付蘋果日報が伝えた。
台湾元がこれだけ強含むのは異例で、国際決済銀行(BIS)が5月中旬に発表した実効為替レート統計では、NEER指数が韓国ウォンを13年9月以来3年半ぶりに上回った。
NEER指数は主な貿易相手国の通貨に対する為替レート指数の加重平均で、同指数の上昇は台湾元が主な貿易相手国の通貨に対し値上がりしたことを示す。REER指数はさらに物価変動の要素を加味したものだ。
銀行業界関係者は「台湾は今年上半期の輸出が好調だったが、比較対象となる前年同期の数値が低かったことによる『ベース効果』が一因だ。今年下半期には前年同期とのベース効果が薄らぐほか、台湾元高の要素も加わり、輸出が上半期のような好調を維持できるかは疑問だ」と述べた。
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