ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

第2原発1号機、再稼働に同意


ニュース 公益 作成日:2017年6月7日_記事番号:T00070966

第2原発1号機、再稼働に同意

 夏季の電力不足が懸念される中、行政院原子能委員会(原能会)は6日、台湾電力(台電、TPC)第2原子力発電所(新北市万里区)1号機の再稼働に同意したと発表した。TPCは同日、核分裂反応を抑える制御棒を引き抜く作業を開始し、早ければ9日にも1号機からの電力供給を開始。13日にもフル稼働の状態に入る。7日付経済日報が伝えた。

 また、定期検査時の設備損傷で稼働が遅れていた第3原子力発電所(屏東県恒春鎮)2号機も6月中旬~下旬にも稼働を再開する見通しだ。TPCは一両日中に原能会に稼働再開を申請する。

 台湾では6日に電力消費量が今年の最高を記録し、供給準備率が4.2%まで低下していた。

 TPCの広報担当者によると、原発の稼働中断による電力不足を補うため、火力発電所で発電機4基の稼働を計画している。このうち、大潭火力発電所(桃園市観音区)の緊急発電設備は1号機が7月上旬、2号機が7月中旬か下旬にも発電を開始する予定だ。大林火力発電所(高雄市小港区)の超々臨界圧火力発電設備は当初来年2月に完成予定だったが、TPCは稼働時期を今年7月に前倒ししたい構えだ。通宵火力発電所(苗栗県)新1号機は8月初めの稼働開始を見込む。