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大気汚染悪化警告、等級を見直し


ニュース 社会 作成日:2017年6月7日_記事番号:T00070970

大気汚染悪化警告、等級を見直し

 行政院環境保護署(環保署)は6日、大気汚染による健康被害を防止するため、「空気品質厳重悪化防制弁法(防止方法)」を改正すると発表した。大気汚染悪化警告の等級を見直すことが柱だ。7日付聯合報が伝えた。

 新等級は大気汚染レベルを「警戒」「厳重悪化(深刻な悪化)」の2段階に分けた上で、「警戒」を状況が軽微な方から▽オレンジ(警戒2級)▽朱色(警戒1級)──の2等級、「厳重悪化」を▽紫(厳重悪化3級)▽赤(厳重悪化2級)▽深紅(厳重悪化1級)──の3等級に細分化する。

 警戒レベルに達した場合、工場には自主的な減産などを求め、厳重悪化1級では電気自動車と2012年以降に生産された公共交通車両しか道路の通行を認めず、各自治体が学校を休校にするかどうか検討するとした。新等級は19日から実施される。

 環保署によると、台湾でこれまでに微細粒子状物質(PM2.5)による大気汚染が最も深刻だったのは、2013年12月に馬祖で記録した233マイクログラムで、新等級では厳重悪化3級に相当する。新等級はそれを上回る汚染も想定したものだ。

 空気品質厳重悪化防制弁法は過去17年間改正されたことがなく、環保署は2015年11月に改正方針を打ち出し、環境団体などと調整が進められていた。