ニュース 電子 作成日:2017年6月8日_記事番号:T00070982
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)の陳泰銘董事長は、第2四半期は受動部品市場の非需要期に当たるが、現在は供給が非常に逼迫(ひっぱく)していると、下半期の景気に楽観見通しを示した。同社の再値上げについては、7~8月の需要をみて決めると語った。8日付経済日報が報じた。
ヤゲオは、値上げするとしても材料コストを反映するだけで、顧客との関係が最も重要だと語った(7日=中央社)
受動部品は昨年下半期より供給不足が続いており、原材料価格の大幅上昇や台湾元高を受け、ヤゲオは4月にチップ抵抗器や積層セラミックコンデンサ(MLCC)などの8~10%値上げを発表した。
市場では、一部の日本や韓国メーカーがMLCCやタンタルコンデンサなど需要の高い製品で、第3四半期価格について5~8%値上げに成功したと伝えられている。ただ、供給不足は今後も続く見通しで、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)など電子メーカーは需要期に当たる第3四半期に材料不足とならないよう、日本メーカーからの調達確保に動いているようだ。
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