ニュース 電子 作成日:2017年6月8日_記事番号:T00070985
華碩電脳(ASUS)は7日に開催した株主総会で、5月末に従来の製品事業群を▽コンピューター▽モバイル端末▽ゲーミングPC──に3分割するなど大規模な組織再編を行ったと明らかにした。中でも成長が期待できるゲーミングPC事業群にはタブレット端末担当チームから優秀な人材を配置。同事業では今年40%以上の売上成長を狙う。8日付工商時報が報じた。
施崇棠董事長。ASUSは「高く飛ぶにはしゃがむ必要がある」と現状を例えた(7日=中央社)
株主総会で施崇棠董事長は、「昨年末から今年第1四半期にかけて経営が逆風と課題に直面していることを感じたため、5月末に思い切った組織改革とリソース配分の見直しを行った」と語り、産業の変化に素早く反応していくとの考えを示した。
その上でゲーミングPC市場について、従来はASUSが他社を大きくリードしてきたが、微星科技(MSI)が同社と肩を並べるまでに成長したと指摘。このためASUSも同分野により注力することを念頭に今回の組織とリソース分配の見直しを進めたと語った。
施董事長は今後の業績見通しについて、第2四半期は前期比でマイナスとなるが、同期が今年の谷底と述べ、第3四半期にはノートPCやスマートフォンの新製品を相次いで発売するほか、家庭用ロボット「Zenbo(ゼンボ)」を9月末に中国、来年には米国市場に投入すると表明した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722