ニュース 金融 作成日:2017年6月8日_記事番号:T00070992
金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、アップルのモバイル決済サービス「アップルペイ」の提携銀行7行のクレジットカードの4月決済額がそれぞれ3月実績を下回った。アップルペイは話題性が高いものの、銀行の業績に貢献していないようだ。8日付蘋果日報が報じた。
アップルペイ提携銀行のクレジットカードの4月決済額は、▽国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)、301億1,000万元(約1,100億円、前月比26.81%減)▽台北富邦銀行、157億5,000万元(23.85%減)▽スタンダードチャータード銀行(渣打国際商業銀行)、11億元(18.46%減)▽中国信託商業銀行(CTBCバンク、中信銀)、239億1,900万元(16.9%減)▽玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)、215億5,000万元(12.42%減)▽台新国際商業銀行(台新銀行)、166億1,000万元(12.02%減)▽聯邦商業銀行(ユニオン・バンク・オブ台湾)、64億2,600万元(7.93%減)──だった。
銀行関係者は、アップルペイ、サムスンペイ、アンドロイドペイのいずれも業績に貢献していないと説明しつつも、モバイル決済は時流であり、赤字でも対応していくと話した。
中央銀行(中銀)は、中国ではアップルペイ導入初日に3,000万枚のクレジットカードが登録されたが、現在は「支付宝(アリペイ)」や「微信支付(ウィーチャットペイ)」が主流となっていると指摘。今後アップルペイが普及するか否かは観察が必要との見方を示した。
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