ニュース その他分野 作成日:2017年6月8日_記事番号:T00070997
財政部が7日発表した5月の輸出総額は前月比5%増、前年同月比8.4%増の255億2,000万米ドルで、8カ月連続でプラス成長となった。台湾元高の影響により、台湾元換算では成長幅が0.8%と過去8カ月で最低となった。8日付経済日報が報じた。
米ドル換算での成長幅も4月の9.4%より縮小した。財政部の蔡美娜統計処長は、▽5月の営業日が前年同月より1日少なかった▽スマートフォンの端境期に当たった▽アップルの次世代スマホ「iPhone8」向け出荷で顕著な伸びが見られなかった──ことが要因と説明した。
市場別の輸出額は、米国向けが前年同月比12.9%増の31億9,800万米ドルで、過去5年半で最高だった。成長幅は過去2年3カ月で最大だった。工場建設に使われるベースメタルおよび製品の輸出額が23.1%増えており、米国政府による製造業の国内回帰(リショアリング)推奨との関連を財政部は指摘した。また、欧州向けは13%増の26億300万米ドルで、過去3年で最高だった。成長幅は過去2年9カ月で最大だった。
一方、中国(香港含む)向けは6.4%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けは7%増、日本向けは3.8%増で、それぞれ欧米向けほどは伸びなかった。
蔡統計処長は、6月は営業日が前年同月より2日多い上、比較対象となる前年同月の数値が低かったため、米ドル換算での成長幅が10%を回復すると予想した。
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