ニュース 社会 作成日:2017年6月8日_記事番号:T00071002
馬英九政権時の2014年に中台サービス貿易協定に反対して立法院を占拠した「ヒマワリ学生運動」でリーダーを務めた林飛帆さん(29)が、今月11日に彰化市で結婚式を挙げる予定で、これに対し地元警察が約300人を動員して警備に当たる計画との情報が7日、インターネット上に流出し、林さんは「過剰だ。やめてほしい」と訴えている。
林さんは先ごろ、交際相手の林雅萍さんと6月に親族や友人を招いて簡単な結婚式を挙げると自身のフェイスブック(FB)ページに投稿したが、日時や場所などの詳細については明らかにしていなかった。しかし7日、結婚式は6月11日に彰化市八卦山付近の式場で挙行され、出席者は300~400人が見込まれるとの情報を含む警察の警備計画がネット上に流出。当日、300人の警察官が警備に当たること分かった。
林さんは、結婚式の詳細が公になることを望んでいなかったため、「情報漏えいで日取りや場所が明らかにされ、プライバシーが侵害された」と警察を批判。また「警備を含め、警察にはいかなる協力も要請しておらず、彰化県警から問い合わせを受けたこともない」として、警備計画の即時中止し、国のリソースの無駄使いをやめるよう求めた。
結婚式の警備計画に対しては、現場の警察官からも「われわれは警備員ではない」「私が結婚しても警備を申請できるのか」など、不満や疑問の声が上がっている。
大規模警備に対しては「蔡英文総統が来県するため」との推測も出ている。これに対し彰化県警は、現時点でそうした情報はないと否定した(8日=中央社)
一方、彰化県警察局は本来あってはならない警備情報の漏えいにカンカンだ。楊崇徳局長は幹部会議で、漏えいした者の検挙と処分を厳命した。ただ、過剰警備との批判に対しては、式場の八卦山付近は休日に人出が多いが、不審者が式に紛れ込んで騒動を起こす可能性は無視できず、事前に対応策を準備する必要があるとして正当な判断だと強調した。
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